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精密機械分野で中台協力、覚書に調印


ニュース 機械 作成日:2009年12月3日_記事番号:T00019624

精密機械分野で中台協力、覚書に調印

 
 中台の精密機械産業の連携に向けた「両岸精密機械産業合作交流会議」が2日、台北市で閉幕し、台湾区機器工業同業公会と中国機械工業聯合会、台湾の工業技術研究院(工研院)と中国の機械科学研究総院がそれぞれ提携に向けた覚書を結んだ。3日付工商時報が伝えた。

 覚書は精密機械分野での長期的協力を進めることが目的で、技術協力の強化、協力推進に向けた具体的な組織やシステムの構築、人材育成と研修、産業合作交流会議の定期化などが主な内容。また、中台がそれぞれの強みを生かし、相互補完的な関係を築き、精密機械業界の産業連携を積極的に進めていく狙いがある。

 中国側代表団の王瑞祥団長(中国機械工業聯合会会長)は「中国は既に世界の工場となり、自動車、電子、新エネルギーなどの分野で大きな市場が存在するため、機械設備産業の製造技術には確かな需要がある」と指摘し、中台が今後、先進技術や温室効果ガス排出削減、自動化推進、生産効率向上などの面で協力関係を強化することに期待感を示した。