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華冠通訊とニューポート、提携でテレビ携帯市場に参入


ニュース 電子 作成日:2009年12月3日_記事番号:T00019631

華冠通訊とニューポート、提携でテレビ携帯市場に参入

 
 携帯電話受託生産の華冠通訊(アリマ・コミュニケーションズ)は、米ファブレス半導体ベンダー、ニューポート・メディア社との提携により、通信規格「ISDB-T方式」のモバイルテレビ機能搭載の携帯電話市場に参入する。ソニー・エリクソンから受注を獲得しており、2010年末にブラジル市場向けに出荷する予定だ。ソニー・エリクソンが台湾メーカーにモバイルテレビ携帯の生産を委託するのはこれが初めて。ただ業界では、業績への実質的な貢献よりも象徴的な意義の方が大きいとの見方だ。3日付電子時報が報じた。

 ISDB-T方式は日本で制定された地上デジタル放送テレビ規格。日本での普及率が上昇しているほか、海外への普及も積極的に進められており、近年ブラジル、ペルー、アルゼンチン、チリ、ベネズエラなどで採用され、今後南米地域の主流規格になると見込まれる。

 ただ台湾の携帯電話業界関係者によると、現在モバイルテレビは、日本と韓国など一部市場でまずまずの広がりを見せているものの、その他市場では見通しが悪く、ノキアをはじめ大手ブランドの展開意欲は低いという。