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作成日：2009年12月3日_記事番号：T00019632
ＡＵＯ、スロバキアにＬＣＭ工場設置
液晶パネル最大手、友達光電（ＡＵＯ）は２日、１億9,000万ユーロ（約250億円）を投じ、スロバキアのトレンチーン市にパネルの後工程モジュール（ＬＣＭ）生産および組み立て・販売工場（敷地面積20ヘクタール）を設置すると発表した。同社にとってチェコ工場に続くヨーロッパで２カ所目の製造拠点となる。当初は大型パネルモジュールを生産する計画だ。３日付経済日報が報じた。
李焜耀ＡＵＯ董事長は、欧州は液晶テレビの主要市場であるばかりでなく、同社が注力するグリーンエネルギー産業の成長市場でもあり、顧客の近くに進出し、タイムリーなサービスを直接提供するため投資を決めたとしている。
先ごろＡＵＯのライバル、奇美電子（ＣＭＯ）の合併を決めた群創光電（イノルックス・ディスプレイ）を傘下に持つ鴻海科技集団（フォックスコン）は、ソニーのメキシコ・ティファナ工場を買収して北米市場向け液晶テレビ生産を受託しており、さらにスペイン工場も取得するとの観測が高まる中、ＡＵＯはこれに対抗すべく欧州での展開強化を決めたもようだ。
