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台湾ガラス、中国合弁の完全子会社化を推進【表】


ニュース その他製造 作成日:2009年12月4日_記事番号:T00019648

台湾ガラス、中国合弁の完全子会社化を推進【表】

 
 ガラス最大手の台湾玻璃工業(台湾ガラス、台玻)は3日、中台合弁のパターンガラスメーカーの青島圧花玻璃、フロート板ガラスメーカーの青島浮法玻璃に対する中国側持ち株を取得し、完全子会社化する方針を明らかにした。4日付経済日報が伝えた。
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 台湾ガラスの董事会は同日、合弁相手の青島城市経営公司から両社に対する持ち株を総額302万ドルで買い取ることを決議した。中国では合弁会社の株主同士で融資保証を行うことを禁じる規定があるため、今回の株式取得は円滑な資金調達を行う環境を整える狙いがある。

 台湾ガラスは傘下の持ち株会社の台玻中国控股を通じ、対中投資を行っており、両社の完全子会社化が完了すると、100%出資ではない子会社は沂南硅砂(出資比率66%)のみとなる。

 台湾ガラスはまた、エコガラスの生産、販売を行う新会社「台玻太倉工程玻璃」を江蘇省太倉市に設立することも決議した。現在台中工場で行っているエコガラスの生産を新会社に移転する。投資額は1,000万米ドル。