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電子ブック産業支援、5年21億元を閣議決定


ニュース 家電 作成日:2009年12月4日_記事番号:T00019651

電子ブック産業支援、5年21億元を閣議決定

 
 行政院は3日、電子ブック関連産業の振興に5年間で21億3,400万台湾元(約58億6,000万円)の予算を投入する計画を閣議決定した。同計画の目標は、▽2013年までにサプライチェーンを整備し、生産額を1,000億元に引き上げる▽中国語コンテンツ配信センター2~3社を立ち上げる▽コンテンツ産業への投資額100億元を促進し、中国語電子ブックを10万冊出版する──。4日付経済日報などが伝えた。

 工業局は「台湾は既に電子インクなど(ハード面の)核心技術を持っており、今後はコンテンツが情報技術(IT)や光電関連産業の成長をけん引する」と指摘した。

 また、電子ブックの標準フォーマットについては、国際的規格「EPUB(イーパブ)」を採用し、さらに中台間の標準規格制定に取り組む方針だ。

 現在、民間企業では友達光電(AUO)や元太科技(PVI)、鴻海精密工業、華碩電脳(ASUS)など多くのメーカーが電子ブックリーダーや電子ペーパー、関連モジュールの開発に取り組み、今後2年で生産額が300億元拡大すると予想されている。