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WiMAX末端製品、高価格・機種不足に懸念


ニュース 電子 作成日:2009年12月4日_記事番号:T00019653

WiMAX末端製品、高価格・機種不足に懸念

 
 4日付電子時報によると、国家通信伝播委員会(NCC)が次世代高速無線通信規格WiMAX(ワイマックス)の事業認可を2010年1月までに3社に発給し、サービス開始が相次ぐと見込まれる中、WiMAX事業者からは、WiMAXモバイルブロードバンドサービスの利用に必要なUSBドングルの調達価格が高過ぎる、WiMAX対応携帯電話の種類が少ないなどハード面での問題点を指摘する声が上がっている。

 この事業者によると、モバイルWiMAX用USBドングルは単価100米ドルで、3.5世代(G)「HSDPA」規格の通信カードの70米ドルより約4割高い。その上、需要数にも限りがあるため、大規模調達によるコスト引き下げも困難だという。ただ、台湾のWiMAX事業者は海外の事業者と提携を進めており、将来的にはコストを下げるために共同調達を行う可能性もあるとしている。

 また、WiMAX対応携帯電話は種類も少なく高価格で、2G、3Gとのデュアルモード機種の実現も先行きは不透明だ。このためWiMAX業者は当面モバイルネット接続を主力とする考えだが、通信キャリアの3.5G料金プランは月700台湾元(約1,920円)以下まで下がっており、WiMAX利用料金の設定上限を圧迫しているという。