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鴻海、日亜化学と特許利用交渉か【表】


ニュース 電子 作成日:2009年12月4日_記事番号:T00019661

鴻海、日亜化学と特許利用交渉か【表】

 
 4日付蘋果日報によると、鴻海精密工業は発光ダイオード(LED)業界最大手の日亜化学工業(本社・徳島県阿南市、小川英二社長)が持つLED関連の特許200項目余りの利用に関し、交渉を進めているもようだ。LEDの電子製品への応用が急速に進む中、日亜化学の特許の利用が可能になれば、鴻海科技集団(フォックスコン)全体で大幅なコスト削減につながるとみられる。

 鴻海は今年、ソニーのメキシコの液晶テレビ工場を買収しており、LED特許利用権を確保した上で、来年に急拡大する見込みのLEDバックライト搭載の液晶テレビ、いわゆる「LEDテレビ」需要に対応する狙いがあると証券会社はみている。

 鴻海はこれについて「特許に関する内容や利用方法について対外公開は不要」との方針を述べ、コメントを避けた。

 現在、鴻海は主に光磊科技(オプトテック)からLEDチップを調達しているが、オプトテックは日亜化学にLEDチップを供給しており、今後3社の関係がどう変化するかが注目される。

 鴻海は近年LED事業に積極的に取り組んでおり、傘下にLED照明などを生産する沛鑫能源科技(フォックスセミコン・インテグレーテッド・テクノロジー)を持つほか、最上流のサファイアインゴット大手、鑫晶鑽科技にも出資している。
T000196611