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ETC車載機の優遇販売、来年2月まで延長


ニュース 運輸 作成日:2007年8月8日_記事番号:T00001967

ETC車載機の優遇販売、来年2月まで延長

 
 高速道路料金自動収受システム(ETC)を運営する遠通電子収費と交通部高速公路局は7日、車載器の普及に向けた優遇価格による販売期間を来年2月末まで7カ月延長することで合意した。8日付経済日報が伝えた。

 遠通はこれまでETC車載器を680台湾元で販売してきたが、採算が取れないとして値上げを求めた。このため、双方は8月の新契約発効から3カ月は現行価格に据え置くことでいったん基本合意した。しかし、高速公路局は3カ月経過後も価格を据え置くよう遠通側に譲歩を求め、交渉は難航していた。

 遠通はETCの設置に30億元(約108億円)を投資したが、優遇価格による車載器販売で既に17億5,000万元の損失を計上しており、「すでに民間業者が負担可能な範囲を超えている」と反発していた。遠通は今回の譲歩で来年2月までに1億3,000万元の損失増を見込んでいる。

 双方はまた、利用者が車載器を導入する際、分割払いによる買い取りとリースを選択できるようにするため、関連契約を今月中旬にも結ぶ予定だ。