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アワビから発がん物質、台北県の情報開示に遅れ


ニュース 農林水産 作成日:2009年12月7日_記事番号:T00019673

アワビから発がん物質、台北県の情報開示に遅れ

 
 台北県政府農業局が行った検査で、先月12日に同県貢寮郷のアワビ養殖場3カ所から発がん物質のニトロフランが最大で基準値の11倍の濃度で検出されていたことが6日までに明らかになった。農業局は検査結果をこれまで公表しておらず、既に1カ所から問題のアワビが出荷されていたことも判明した。7日付蘋果日報が伝えた。

 農業局はサンプル検査がすべて完了するまで検査結果の公表を見送っていたため、ニトロフランが検出されてから3週間以上にわたり、情報開示が遅れていたことになり、県当局の対応に批判が集まりそうだ。

 同紙が入手した検査結果によると、農業局は先月12日に検査対象となった養殖場5カ所のうち3カ所でニトロフランを検出していた。

 江永昌台北県議(無所属)は「農業局は怠慢で、養殖業者をかばって利益を得ていた疑いがある」と非難し、関連職員の処分を求めた。