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永豊金融控股、寧波国際銀を買収か


ニュース 金融 作成日:2009年12月7日_記事番号:T00019674

永豊金融控股、寧波国際銀を買収か

 
 永豊金融控股は、中国のインドネシア系銀行、寧波国際銀行の株式51%の取得を目指すもようだ。7日付工商時報が伝えた。

 寧波国際銀はインドネシアの華人系財閥シナルマス・グループの創業者、エカ・チプタ・ウィジャジャ(黄奕聡)氏が浙江省寧波市に設立した銀行で、同氏一族が51%を出資している。寧波国際銀は外資系銀行で、中国資本の銀行とは見なされないため、中台金融当局も株式取得に特段の意見はないとみられ、永豊金控による出資上限は20%の制約を受けない見通しだ。

 永豊金控は寧波国際銀を純資産の3倍以内の価格で買収したい構えとされ、今年10月末の同行の純資産額から試算すると、最大1億8,400万米ドルでの買収が見込まれる。

 永豊金控は傘下の米ファーイースト・ナショナル・バンクの名義で北京事務所を開設し、中国での投資先を模索してきた。