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中華電信、東南アジア戦略を強化へ


ニュース 電子 作成日:2009年12月7日_記事番号:T00019681

中華電信、東南アジア戦略を強化へ

 
 中華電信は、台湾の携帯電話市場が飽和状態に達していることを受け、東南アジア市場に目を向けており、ベトナムで大手携帯電話キャリアのビナフォン、モビフォンへの出資を検討中との観測が流れている。また、タイで第3世代(3G)携帯電話の免許取得を目指すとの説も出ている。7日付経済日報が伝えた。

 中華電信の呂学錦董事長は最近ベトナムの携帯電話キャリアを視察したが、投資の可能性についてはコメントを避けている。ただ、同社幹部は「ベトナム市場の検討はこれまでも行ってきた。2社には株式放出の意思があるが、再三延期されており、政府株の放出を待つのは難しい。増資を引き受けるか、直接株式を買い付けるしかない」と検討状況を説明した。

 中華電信は既にベトナムでベトテルと合弁会社を設立し、インターネットデータセンター業務を展開しており、来年にも黒字転換を見込んでいる。

 一方、タイでは来年にも3G免許が4社に交付される見通しで、中華電信と遠伝電信(ファーイーストーン・テレコム)の台湾勢が免許取得に意欲を示しているとされる。地元キャリアのアドバンスト・インフォ・サービス(AIS)、トータル・アクセス・コミュニケーション(DTAC)などは海外勢との提携を模索するとみられ、台湾勢が食い込めるか注目される。