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中台民間トップ会談まで2週間、台中はピリピリムード


ニュース 社会 作成日:2009年12月8日_記事番号:T00019696

中台民間トップ会談まで2週間、台中はピリピリムード


 馬英九政権下での第4回中台民間トップ会談(江陳会)が22日に台中市の台中裕元花園酒店(ウィンザーホテル台中)で開かれるのを前に、周辺では警察が安全上の理由から商店に営業自粛を求め猛反発を浴びるなど、早くもピリピリムードが漂っている。

 8日付自由時報によると、台中市警察局は「会場近くでは秩序が守られなかったり、暴動が起きる可能性がある」として、周辺の商店やスーパーマーケットなどに対し、会談期間中は営業を自粛するよう指導している。このままでは市民生活にも少なからず影響が出る見通しだ。

 これは昨年11月に中国側の窓口機関、海峡両岸関係協会(海協会)の陳雲林会長が台北市で民間トップ会談に臨んだ際、野党民進党や台湾独立を支持する議員、市民らがホテルを取り囲み、暴動寸前の状況となったことが背景にある。今回も会議期間中に周辺で抗議活動が行われるのは必至で、当局としては万全の警備態勢を敷きたいところだ。

 しかし、地元住民は「不景気のさなか、会議のために店を閉めろというのはあんまりだ」などと猛反発している。