ニュース 運輸 作成日:2009年12月8日_記事番号:T00019705
海運業界ではマースク・シーランド、MSC、中国海運集団が来年1月から米国航路の運賃を40フィートコンテナ1個当たり300~1,000米ドル引き上げる。これを受け、台湾勢も万海航運(ワンハイラインズ)が7日、同400米ドルの値上げを発表したほか、陽明海運(ヤンミン・ライン)、長栄海運(エバーグリーン・マリン)も今週中に追随を表明する意向だ。8日付工商時報が伝えた。
米国航路の値上げ時期は通常は毎年5月だが、各社がコスト対策やピークシーズン運賃(PSS)の採用を理由に、値上げ時期を1月に繰り上げた。このため、米国航路を利用する荷主は例年より早く、値上げ負担を強いられる見通しだ。
海運各社は世界的な景気低迷を受け、多額の赤字を抱えており、輸送能力の削減、船舶の運行休止、運航速度の減速などのコスト削減策を取っている。輸送能力が全体で2~3割減少した結果、需給バランスが取れつつあり、海運各社は値上げの好機と判断したもようだ。
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