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カード不良債権問題、後遺症から脱却


ニュース 金融 作成日:2007年8月8日_記事番号:T00001971

カード不良債権問題、後遺症から脱却

 
 カード大手マスターカード・インターナショナルが7日、発表した2007年度第2四半期業績報告の中で、昨年カード不良債権問題により大きな損失を被った台湾クレジットカード業界は、取引金額が大幅に改善し、その影響から脱却しつつあると指摘した。

 マスターカードによると、台湾のクレジットカード取引金額は昨年第4四半期は前年比10.94%マイナスだったが、今年第2四半期は前年比わずか0.34%のマイナスにとどまった。

 業界筋によると、依然マイナス成長が続いてはいるが、その主な要因は銀行がカード発行審査を厳しくしているためであり、経営状況が安定すれば、クレジットカード業務も成長を回復するだろうという。

 行政院金融監督管理委員会(金管会)の最新統計によると、域内カード発行41機構の上半期クレジットカード総売上高は298億3,300万台湾元(約1,080億円)で、不良債権処理に351億1,200万元を充て、損失は52億7,700万元となったが、5月と6月はクレジットカード業務はプラスに転じ、6月はリボルビング払いによる利息収入が4割を超えた。8日付経済日報が報じた。
T000019711