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工業用紙、最大15%値上げへ


ニュース その他製造 作成日:2009年12月8日_記事番号:T00019711

工業用紙、最大15%値上げへ

 
 8日付経済日報によると、この半年間続く国際パルプ価格および原油価格の上昇を受け、製紙大手、永豊餘造紙と正隆紙業は、工業用紙、アート紙、原紙価格の値上げを予定している。中でも工業用紙の値上げ幅が8~15%と最大で、1トン当たり1,000台湾元(約2,760円)以上の値上げとなる。

 正隆は12月下旬から1月にかけ、原紙1トン当たり価格を1万2,500元に引き上げ、工業用紙は現行の割引を取りやめた上で15%値上げする。

 永豊餘は来年1月にも工業用紙で10%(1トン当たり1,000元)の値上げを計画している。国際パルプ価格が同700米ドルを超えた場合は、再度値上げを検討する。

 正隆は「今年は6月と9月に工業用紙の値上げを行ったが、完全にはコストを反映し切れていない」とした上で、「台湾市場では依然需給バランスが取れず、価格には下落圧力もあるが、利益を考慮して3回目の値上げを決めた」と説明した。