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新型インフルワクチン無料接種、12日に医療機関や百貨店でも


ニュース 社会 作成日:2009年12月9日_記事番号:T00019726

新型インフルワクチン無料接種、12日に医療機関や百貨店でも

 
 今週土曜日の12日から新型インフルエンザ(H1N1)ワクチンの無料接種の対象者が台湾全住民に拡大されるが、行政院衛生署は8日、12日は医療機関2,000カ所余りのほか、19県市が百貨店や量販店、駅などに特設接種会場を設けると発表した。9日付聯合報などが報じた。

 また楊志良衛生署長によると、11~13日は衛生署立医院や台北市、高雄市の市立病院が休まずワクチン接種に当たる。

 聯合報のまとめによると、繁華街で特設会場が設けられるのは、▽台湾鉄路(台鉄)彰化駅▽新竹市の遠東百貨、大潤発(RTマート)▽高雄市のコストコ(好市多)、統一夢時代購物中心(ドリームモール)▽花蓮市の遠東百貨──など。一部県市の衛生局は、医療機関の数が十分だとして、特設会場は設けない。

 今回使用されるワクチンは、台湾製薬メーカー、国光生物科技(アディミューン)の「安定伏」が中心。ワクチン接種に関する問い合わせは、ホットライン1922や、各県市の衛生局で受け付けている。

 なお、これまでインフルワクチンを接種を受けた妊婦が流産するというケースが2件発生したが、うち1件はワクチン接種と無関係と分かり、もう1件は調査中だ。衛生署疾病管制局は、ワクチンを接種しなかった妊婦の流産は全体の4.1%で、接種した場合より0.3ポイント高く、死産の割合はいずれも同程度だと指摘。ワクチン接種で流産、死産のリスクは高まらないと強調した。