ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

「独立叫ぶのはばか」、呉行政院長発言に野党猛反発


ニュース 政治 作成日:2009年12月9日_記事番号:T00019727

「独立叫ぶのはばか」、呉行政院長発言に野党猛反発

 
 呉敦義行政院長は8日、飛碟電台(UFOラジオ)のインタビューに対し、中台関係について見解を述べた際、「独立を目指すことは、内部に分裂、外部に危機を招くため、あり得ない」とした上で、「独立を叫ぶのは無責任な人間かばかだけだ」と語った。これに対し民進党の蔡煌瑯立法委員が「主権を守ることをばかという呉行政院長は、無知で浅はかと言うしかない。直ちに全住民に謝罪すべき」と強く批判するなど野党および独立派から猛反発を招いている。9日付蘋果日報が報じた。

 民進党は李俊毅立法委員も、「統一を支持する人間こそ賢いということか」と問いただし、「政治的理念の尊重を無視する呉行政院長は失格だ」と批判。元総統府資政の呉澧培氏は、「世論調査で多くの市民が独立を志向していることが明らかな中、この発言は的外れで、中国にこびているに過ぎない」と反発した。

 批判の高まりを受けて呉行政院長は9日午前、メディアに対し「誰もが思想の自由を持つ」と弁明した。さらに、自身の基本的立場を問われて、「1912年から独立した主権国家である中華民国の主権維持、台湾の安全と繁栄の保障」と答えた。