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太陽電池原料大手の米MEMC、旭晶光電に出資へ


ニュース その他製造 作成日:2009年12月9日_記事番号:T00019736

太陽電池原料大手の米MEMC、旭晶光電に出資へ

 
 太陽電池メーカーの昱晶能源科技(ジンテック・エナジー)幹部は8日、同社が保有する太陽電池用シリコンウエハーメーカー、旭晶能源科技(エバーソル)の株式約8%を譲渡することで太陽電池用原料の世界5大サプライヤーの1社、米MEMCエレクトロニック・マテリアルズと交渉を進めていることを明らかにした。MEMCはジンテックにも5%出資しており、今回の旭晶株取得で台湾の川上、川中メーカーに出資する初の太陽電池関連の海外大手となる。

 今回の出資について9日付経済日報は、取引総額は未定だが、株式約8%(1,000万株強)の時価総額5億台湾元(約13億7,000万円)程度が見込まれ、早ければ年内に手続きが完了するとしている。ジンテックは、既に旭晶に派遣していた役員1人を引き揚げている。

 なお、ジンテックは旭晶株の売却を機に、既に原料不足の懸念はなくなったとして川上との垂直統合戦略を終わらせるとしている。