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台北ドーム問題、遠雄集団が監察院に陳情


ニュース 建設 作成日:2009年12月9日_記事番号:T00019737

台北ドーム問題、遠雄集団が監察院に陳情

 
 台北ドーム(台北市松山たばこ工場跡)の建設をめぐる提携業者選定に関し、監察院の是正要求を受け、台北市政府と対立している遠雄企業集団(ファーグローリー)は8日、市側との交渉が進展しないことから、監察院に事態打開を求める陳情を行った。9日付聯合報が伝えた。

 今回の問題は、遠雄集団が提携業者を当初の竹中工務店からスポーツスタジアム設計大手の「HOK S+V+E」へと変更したことが監察院に入札規定違反と判断されたことが発端。市側はHOKにドーム球場を建設した経験がほとんどないことから、竹中工務店の方が優っているとして、遠雄集団に監察院の要求に従い、提携業者を変更するよう迫っている。

 陳情に訪れた遠雄集団の趙藤雄董事長は「HOKとの契約は竹中工務店が撤退したからであり、現在HOKより優秀な業者は見つからない」と主張。また、同集団の蔡宗易副総経理も「監察委員は最初の提携業者(竹中)と契約し直すことを求めてはおらず、台北市政府は監察院の是正要求を読み違えている」と訴えた。

 遠雄集団は、行政院公共工程委員会に対しても、行政救済を申し立てる方針だ。