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PND販売に陰り、GPSチップ業者は新応用先に注力


ニュース 電子 作成日:2009年12月9日_記事番号:T00019748

PND販売に陰り、GPSチップ業者は新応用先に注力

 
 ポータブル・ナビゲーション・デバイス(PND)販売に陰りがみられ、値下げ競争が激化する中、全地球測位システム(GPS)チップ業者は、GPS搭載携帯電話向けで商機を狙うほか、ノートパソコンやモバイル・インターネット・デバイシズ(MID)、デジタルカメラなど新たな応用先で受注確保を積極化するなど転機を迎えている。9日付電子時報が報じた。

 業界関係者によると、GPSチップ専門業者は、同分野の研究開発(R&D)経験に乏しいノートPC、デジカメメーカーに対し専用モジュールを提供するといった戦略を取っている。ただノートPCへの応用には、室内での衛星信号受信不良、「Google Maps」が利用できる環境でGPSが必要かといった課題があるという。

 台湾では、IC設計最大手の聯発科技(メディアテック)が今後GPS、Wi-Fi、ブルートゥース機能を統合した携帯電話向けチップを主力とするものの、次世代GPSチップ開発にはそれほど資源を注ぎ込まない構えだ。晨星半導体(Mスター・セミコンダクター)は先ごろ、チップに問題が生じ、大手メーカーの信頼を失ったため、今後は顧客が台湾や中国の中小メーカーに限られる恐れがある。