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作成日:2009年12月10日_記事番号:T00019754
高級マンション10年居住権が景品に、台北駅Qスクエアが大盤振る舞い
あす11日にオープンする台北駅北側の複合商業施設「京站時尚広場(Qスクエア)」が実施する、商品券を買うと高級マンションの居住権が当たる抽せんが話題になっている。商品券1枚(1,000台湾元)の購入につき1回の抽選チャンスで、当選者には約26坪の「プチ豪邸」に無料で10年間住めるという豪華な企画だ。
当選賞品のマンションは、Qスクエアが入居する京站ビル12階に位置。台湾鉄路(台鉄)、台湾高速鉄路(高鉄)、MRT(新交通システム)、中・長距離の高速バス、空港MRT(都市交通システム)の5種類の交通機関が集中する台北駅とはまさに目と鼻の先で、抜群の生活機能を誇る。
部屋にはベッドやソファ、じゅうたん、食器洗い機、テーブルなどが完備されており、遠く陽明山の景観を望むこともできるとか。水道・電気・ガス代および管理費は当選者の負担になるが、自分で住まずに人に貸すことも可能だ。
不動産業者の信義房屋によると、台北駅周辺の相場(1坪当たり34万~38万元)から算出すると、マンションの市価は約1,000万元。賃貸すれば家賃は月3万元が期待でき、10年間で360万元の「収入」となる。ただし、この家賃収入は当選賞金と見なされ、1割の税金を納めなければならない。
Qスクエアによると、抽選は商品券の販売総数が10万枚に達したところで行う予定。3~6カ月内に実施される見通しだという。当選確率は10万分の1とあって雲をつかむような話ではあるが…。台北駅周辺の新たなランドマークと期待されるQスクエアとしては、オープンに際しての格好の話題作りとなっている。