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バリアフリー程遠し、誘導用ブロックの先は壁


ニュース 社会 作成日:2009年12月10日_記事番号:T00019756

バリアフリー程遠し、誘導用ブロックの先は壁


 視覚障害者用誘導用ブロックの先は壁──。障害者団体「中華民国残障聯盟」がこのほど目が不自由な人にとって危険な場所を写真に撮り、告発してもらうコンテストを実施したところ、バリアフリーとは程遠いあきれた現状が明らかになった。10日付自由時報が伝えた。

 「最優秀作品」に選ばれたのは、台南市永華路一段にある視覚障害者用誘導ブロック。目の不自由な人がブロックの凹凸を頼りに進むと、シャッター用レールとして備えられた鉄板に激突してしまう。

 このほか、台北市の中山運動中心では、車道と歩道の段差が30センチにも達し、車椅子が横転する恐れがある個所が見つかった。

 中華民国無障礙(バリアフリー)科技発展協会の楊聖弘秘書長は「目の不自由な人はつえを頼りに歩くが、空中の突起物に関しては無防備だ。壁伝いに歩いて、配電盤にぶつかったりすることもしばしばある。道路上にはできるだけ突起物を設けないでほしい」と呼び掛けた。