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自動車部品メーカー、11月売上高が上昇


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2009年12月10日_記事番号:T00019773

自動車部品メーカー、11月売上高が上昇

 
 自動車部品メーカーの11月売上高は、いずれも金融危機の影響を受けた前年同月と比較して大幅な上昇となった。大億交通工業製造が65%増の3億2,700万台湾元(約8億9,000万円)となったほか、耿鼎企業(ゴードン・オート・ボディー・パーツ)が同33%増の3億1,900万元で過去最高。堤維西交通工業(TYCブラザー・インダストリアル)は同32.4%増の7億1,900万元で11月としての過去最高を記録した。10日付工商時報が報じた。

 売上増の要因について大億は、自動車・バイク購入時の貨物税(物品税)減税措置の年内での打ち切りによる駆け込み需要のほか、同じくエコカーなどの購入に補助を行っている日本市場で自動車の販売台数が前年比プラスが続き、同社でも日本向け輸出が増えていることを挙げた。また、アフターマッケート(AM)市場を主なターゲットとするTYCなどによると、欧米のAM市場がハイシーズンを迎えていることも好調の一因となっている。

 東陽実業および台湾開億工業を傘下に持つ東陽集団の呉永茂総裁は、第3四半期から生産を24時間体制にしているが、それでも需要に追い付けず、さらなる生産拡大を考えているとうれしい悲鳴を上げた。