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中国液晶テレビパネル商機、韓国メーカーとの競争激化へ


ニュース 電子 作成日:2009年12月10日_記事番号:T00019778

中国液晶テレビパネル商機、韓国メーカーとの競争激化へ

 
 来年3,300万~3,500万枚規模に達する見通しの中国液晶テレビ用パネル市場で、韓国パネルメーカーが商機を狙っており、来年春節(旧正月)シーズンにも台湾メーカーのシェアが縮小する可能性が出ている。台湾パネルメーカーの話として10日付電子時報が報じた。

 今年第1~3四半期の中国液晶テレビ用パネル市場では、奇美電子(CMO)が出荷枚数780万枚でシェア30%を超え、首位に立った。ただ、中国のカラーテレビ最大手、TCL集団と提携して同期530万枚(シェア20%以上)を出荷したサムスン電子や、シェア15%のLGエレクトロニクスが、来年は中国を液晶テレビ用パネルの重点市場と位置付ける構えとされ、台湾メーカーはシェア縮小の危機に直面しそうだ。

 第4四半期の中国液晶テレビ販売市場はまずまずの好調ぶり見せており、11月の在庫水準は約4週間相当にまで低下している。さらに来年の春節シーズンの販売台数は300万~350万台に上るとみられ、今期のパネル出荷を支えると期待されている。