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美麗島事件30周年、高雄で記念デモ


ニュース 社会 作成日:2009年12月11日_記事番号:T00019786

美麗島事件30周年、高雄で記念デモ

 
 1979年12月に民主化運動デモが弾圧された美麗島事件から30周年を迎えた10日、事件の舞台となった高雄市中心部で記念デモが行われ、その後、美麗島雑誌社跡で記念集会が開かれた。野党支持団体のメンバーらは、たいまつを手にデモに加わり、台湾民主運動の嚆矢(こうし)となった事件を振り返った。11日付自由時報が伝えた。
 
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記念集会に参加した呂前副総統(左3)と陳高雄市長(左4)。「台湾の前途を切り開くため、台湾人はともに立ち上がろう」と呼び掛けた(10日=中央社)
 
 一連の記念行事には、当時逮捕、起訴された呂秀蓮前副総統、陳菊高雄市長らが出席。呂前副総統は「軍事審判で投獄されたが、今台湾の民主が花開いたのを見れば後悔はしていない。現政権は中国にすり寄っており、台湾人は中国人になってしまう可能性が高い。これは台湾の危機だ」などと訴えた。

 また、陳市長は「当時の写真を見ると、自分と戦友の姿は今ではすっかり変わってしまった。高雄という土地、多くの弁護士による懸命な弁護、被害者家族が苦痛に耐え、互いに励まし合ったことに感謝している」と述べた。