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旅客・貨物の中継輸送問題、中台間で依然対立


ニュース 運輸 作成日:2009年12月11日_記事番号:T00019794

旅客・貨物の中継輸送問題、中台間で依然対立

 
 中台は10日、第4回民間トップ会談(江陳会)開催に向けた準備協議を行ったが、中台間での航空貨物中継輸送と中国人旅客の第三国への乗り継ぎをめぐり、依然として対立点が残っていることが明らかになった。11日付経済日報が伝えた。

 台湾側の海峡交流基金会(海基会)の高孔廉副董事長は「旅客と貨物の中継輸送問題が適切に解決されなければ、台湾側業者は不当な差別を受けることになる」と述べ、中国側に善処を求めた。

 中台間の航空貨物輸送では現在、積載貨物が中台間の輸出入貨物に限定されている。ただ、台湾側は中台間の航空便が定期便化したことから、国際的な慣例に従い、中継貨物の輸送も認めるべきだと主張している。

 また、中国人旅客の第三国への乗り継ぎをめぐっては、渡航書類が旅券ではなく、通行証であるため、台湾経由で第三国へ乗り継ぐことができない。主権問題が絡む上、中国側は香港、マカオの航空ハブとしての需要に影響が出るとして、台湾経由の乗り継ぎ解禁に慎重な立場で、交渉は難航が見込まれる。