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亜飛緑能、タイに太陽光プラント設置へ


ニュース その他製造 作成日:2009年12月11日_記事番号:T00019797

亜飛緑能、タイに太陽光プラント設置へ

 
 太陽光発電システムの亜飛緑能は10日、タイ地方電力公団(PEA)の子会社との合弁で、タイ中部のラヨーン県またはナコンラチャシマ県に、東南アジア初となる太陽追尾型反射鏡を使った高効率のヘリオスタット集光太陽光発電(HCPV)プラントを建設すると発表した。11日付工商時報が報じた。

 林銘輝同社董事長によると、同プラントの発電出力は10メガワット(MW)で、2011年に着工、1年後の完成を見込む。PEAと計1億2,000万米ドルを出資して合弁会社を立ち上げ、事業を推進する。持ち株比率はタイ側が50%以上、亜飛緑能および投資パートナーが50%以下。投資報酬率は約23%で、4~5年での投資額回収を見込んでいる。

 同発電プラントが生産する電力はすべてPEAが買い取る。PEAによる太陽光発電の買取価格は1キロワット時(kWh)当たり約12台湾元(約32.8円)で、台湾よりも高い。

 なお、現在タイでは韓国やオーストラリアの業者が太陽光発電プラントの設置を進めているが、発電規模は1MW程度で、亜飛緑能の計画はこれらを大きく上回る。