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大同の液晶テレビ、来年は供給体制万全に


ニュース 家電 作成日:2009年12月11日_記事番号:T00019799

大同の液晶テレビ、来年は供給体制万全に

 
 台湾の液晶テレビ市場が今年100万台規模を突破すると観測される中、大同集団の大同(TATUNG)ブランドの出荷台数は約10万台にとどまる見通しで、明らかな減少となる。要因として、上半期にサプライチェーンの生産能力が需要を支えられなかったことが指摘されている。これについて大同綜合訊電の張岳龍総経理は、「2010年は新たに中国福建省の廈華電子に生産委託を行い、十分需要に応えられる」と万全の体制を敷くと強調した。来年は、46インチ、55インチ型液晶テレビの発売も計画している。11日付電子時報が報じた。

 大同は液晶テレビ生産委託先をこれまで、香港の唯冠国際(プロビュー・インターナショナル)のみとしてきたが、今後は廈華電子を加え、台湾内および輸出向けの安定供給を図る。

 張総経理によると、今年1~11月の同社売上高は前年同期比11~12%減の80億台湾元(約220憶円)で、通年では100億元近くとなりそうだ。来年は、売上高の約8割以上を占める傘下の家電量販チェーン、大同3Cの店舗数を20店舗増やし、大同3Cの売上高を90億元に、大同綜合訊電全体の売上高を130億元に成長させたい考えだ。