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TSMCの新事業、18年に20億米ドル規模に


ニュース 電子 作成日:2009年12月11日_記事番号:T00019806

TSMCの新事業、18年に20億米ドル規模に


 証券大手JPモルガンは10日、台湾積体電路製造(TSMC)の張忠謀董事長が掲げる経営戦略を高く評価し、2018年には太陽電池や発光ダイオード(LED)などの新規参入事業による売上高が20億米ドルに達するとの試算をまとめた。11日付工商時報が伝えた。

 それによると、新規参入事業が売上高に占める比率は、18年時点で13~14%に達する見通しだ。その上で、08年から18年までの売上高の平均成長率は最大で4.5%を達成可能との予測を示した。

 JPモルガンのアジア太平洋担当半導体アナリスト、J・J・パク氏は「TSMCは大きな成長が見込まれるLEDと太陽電池が、今後成長が鈍る半導体の受託生産を補うと表明しており、(太陽電池最大手の)茂迪科技(モーテック・インダストリーズ)への出資で、TSMCは長期的な成長機会を手にしたに等しい」と指摘した。ただ、今後数年の短期的レンジでは利益貢献はそれほど大きくないと予測した。