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奇美電も価格操作認める、罰金2.2億ドル支払いへ【表】


ニュース 電子 作成日:2009年12月11日_記事番号:T00019808

奇美電も価格操作認める、罰金2.2億ドル支払いへ【表】

 
 奇美電子(CMO)は10日、液晶パネル価格を操作したとして、反トラスト法違反で罰金2億2,000万米ドルを支払うことで米司法省と合意したことを明らかにした。11日付経済日報が伝えた。
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 奇美電をはじめとする台湾、日本、韓国の液晶パネルメーカーは、2006年末に米司法省から反トラスト法違反で調査を受けていた。奇美電は第4四半期に罰金支払いに伴う営業外損失を計上し、5年間に分けて分割で罰金を納付するほか、米司法省による今後の調査にも協力する。

 奇美電以外では既にLGディスプレイ(LGD)、日立、シャープ、中華映管(CPT)が有罪を認め、罰金支払いに応じている。

 奇美電は第1~3四半期に232億台湾元(約636億円)の赤字を計上しており、罰金分を含め、通年で赤字額は300億元に達する見通しだ。鴻海科技集団(フォックスコン)傘下の群創光電(イノルックス・ディスプレイ)との合併による、新生奇美電の発足には影響がないとみられる。