裕隆集団が設立を予定している中国・東風汽車集団との合弁会社「東風裕隆汽車」（中国浙江省杭州市蕭山経済開発区）がこのほど、中国当局の認可を受けた。工場建設および設備購入に46億5,000万人民元（約600憶円）を投じ、裕隆集団の自社ブランド「LUXGEN」（納智捷）を生産する。11日付工商時報が伝えた。
LUXGEN７ ＣＥＯ（納智捷汽車提供）
納智捷汽車副董事長を務める陳国栄・裕隆汽車総経理によると、裕隆集団の東風裕隆への出資比率は50％。LUXGENブランド発展に投じる資金の総額は来年、300億～400億台湾元（約820億～1,100憶円）に達する見通しだ。
裕隆集団は10日、ダイムラー・クライスラーの最上級高級車「マイバッハ」をヒントにしたという「LUXGEN7 CEO」を発表した。企業の幹部クラスをターゲットに、電動スライドドアやインターホンシステムなど装備の豪華さをセールスポイントとしている。価格は159万8,000元。
