ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

中国五礦集団、台湾でキャンピングカー販売へ


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2009年12月14日_記事番号:T00019826

中国五礦集団、台湾でキャンピングカー販売へ

 
 中国五礦集団傘下のキャンピングカーメーカー、五礦多尼爾房車(五礦ドルニエ)は、台湾の所得水準の高さに着目し、来年4~5月に台湾市場に参入する方針だ。12日付経済日報が伝えた。

 五礦多尼爾は今年5月に広東省東莞市の松山湖科技産業園区に10億人民元(約130億円)を投資し、キャンピングカーの工場を建設する契約を結んだ。来年半ばの操業開始を目指している。

 東莞工場には広東省の不動産大手の碧桂園、家電大手の美的電器のほか、台湾企業も7~8社出資しており、経営幹部に台湾人を大量に採用するなど、台湾市場進出に向けた体制を整えてきた。

 五礦多尼爾の向宏総裁は「東莞には台湾企業が集中しており、ほとんどが輸出型企業だが、金融危機によるショックで、台湾企業は中国国内市場へのシフトを急いでいる」とした上で、「東莞に少なくない台湾系家具メーカーからキャンピングカー内装のサプライヤーとして出資を受けることになる」と台湾進出に向け、台湾企業との提携を進めていると語った。

 なお同社は近く、「中国房車」へと社名変更を予定している。