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作成日：2009年12月14日_記事番号：T00019837
マクロニクス、プロモスの12インチ工場買収か
半導体メモリー大手、旺宏電子（マクロニクス・インターナショナル）は、ＮＯＲ型フラッシュメモリーの生産が需要に追い付かないことを受け、ＤＲＡＭ大手の茂徳科技（プロモス・テクノロジーズ）から新竹科学工業園区（竹科）の12インチウエハー工場を買収する方向で検討しているもようだ。14日付経済日報が業界筋の話として伝えた。
譲渡金額は53億台湾元（約146億5,000万円）以上の見通しで、来年第１四半期にも合意に達する見込みだ。半導体業界では金融危機以降初の12インチ工場譲渡となる。
マクロニクスはセットトップボックス（ＳＴＢ）の大量受注で、今後も好業績が予想されているが、ウエハーの生産能力不足で取引先の要望に十分に対応できない状況が続いていた。同社は現在、200億元を超える手持ち現金があり、うち100億元を12インチウエハーの生産能力確保に充てる構えだ。
マクロニクス幹部は「今不足しているのは発注ではなく、生産能力だ」と述べ、12インチ工場の買収に向けた接触を進めていることは認めたが、交渉相手など具体的な言及は避けた。
