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ASUS、ペガトロンを経営分離【表】


ニュース 電子 作成日:2009年12月14日_記事番号:T00019838

ASUS、ペガトロンを経営分離【表】


 華碩電脳(ASUS)は11日、傘下の受託生産部門、和碩聯合科技(ペガトロン)を経営分離(スピンオフ)し、新たに設立する持ち株会社、和碩投資控股に和碩聯合の全株式を譲渡することを董事会で決議した。その上で、和碩投資控股は株式を25%をASUSに、75%をASUS株主に割り当てる。12日付工商時報などが伝えた。
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 ASUSはスピンオフに伴い、来年7月1日付で85%の大幅減資を実施し、資本金は現在の424億6,000万台湾元から63億7,000万元(約176億円)へと減少する。この結果、ASUSの1株当たり純資産は現在の39元から150.5元へと大幅に増加する。ASUSの張偉明財務長は「ペガトロンに対する持ち株を今後20%以下にまで引き下げたい」と述べた。

 今回のスピンオフは、ペガトロンの独立性を高め、ライバル各社を含め、広く受注先を確保するのが狙いとみられる。

 市場関係者は「今回のスピンオフは投資家に和碩株の取得を強制するに等しく、当面はASUS株が売られるのではないか」と見通した。