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有罪確定の彰化県前議長、病院から逃走


ニュース 社会 作成日:2009年12月15日_記事番号:T00019846

有罪確定の彰化県前議長、病院から逃走

 
 今年4月に汚職事件で懲役4年の判決が確定した白鴻森・前彰化県議会議長(国民党)が13日、病気療養中の台中栄民総医院から逃走した。彰化地検は直ちに白前議長を指名手配し行方を追っている。15日付自由時報が伝えた。

 白前議長は心筋こうそくの手術を受け、入院治療を受けており、22日から収監される予定だった。白前議長は警備のすきを突いて病院から抜け出し、そのまま行方が分からなくなった。警察は逃走当日に白前議長が偽の身分証を使い、金門島経由で中国に逃亡した可能性があるとみている。

 病室付近では彰化県警察局などが24時間態勢で警備を行っていたとされるが、病室から20メートル離れた位置に警官を配置していただけで、病室内は直接見えなかったことが判明。このほか、白前議長に院内の自由な散歩を認めるなど、警備態勢がずさんだったことが明るみに出た。

 白前議長は13日正午ごろに逃走したとみられ、看護師は午後1時ごろの往診で不在に気づいたが、警官はすぐに行方を捜索せず、午後3時ごろになっても白前議長が戻らないことから逃走に気付いたとみられる。