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「中台には相互理解の時間必要」=馬総統


ニュース 政治 作成日:2009年12月15日_記事番号:T00019848

「中台には相互理解の時間必要」=馬総統

 
 馬英九総統は14日付米ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)に掲載された独占インタビューで、中台統一が実現するかどうかという質問に対し、「統一の条件はまだ熟していない。今後数十年の情勢を見る必要があり、今は誰もこの問題に答えられない」と回答した。その上で「台湾2,300万人民は現段階で平和と繁栄の維持を希望しており、両岸(中台)の人民に相互理解の十分な時間を与えた上で、どうするか決めればいいと思う」と語った。15日付中国時報が報じた。

 馬総統はさらに、「中国人観光客が台湾で自由と民主に触れることは、中国の経済面での自由化、ひいては政治面での自由化を促す大きな影響を与えるだろう。相互理解を進めて、どのような制度が中国文化と中国人民にとってよいのか考えるべきだ」と指摘した。

 馬総統はまた、台湾がさらなる開放を進めなければ、地域経済の統合が加速する中で地位低下を招き、非常に大きな打撃を受けるという見方を示した。その上で、両岸経済協力枠組み協定(ECFA)の必要性を強調し、ECFAを土台に米国や日本、韓国と自由貿易協定(FTA)を結びたいという考えも示した。