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辞任の交流協会・齋藤所長、馬総統と面会


ニュース 政治 作成日:2009年12月15日_記事番号:T00019849

辞任の交流協会・齋藤所長、馬総統と面会

 
 日本の台湾における窓口機関、交流協会台北事務所の齋藤正樹所長は14日、辞任に伴う帰国を前に馬英九総統と面会した。15日付中国時報が伝えた。
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両者は握手をして一件落着となったが、この問題で日本の馬政権への信頼感は低下した(14日=中央社)

 齋藤氏は5月の大学講演で「台湾の地位は未定」と発言し、台湾の主権は中華民国に属するとする立場の馬英九政権が強く抗議。それをきっかけに日台関係が冷え込み、齋藤所長は責任をとって辞意を固めたとされる。

 馬総統はこれまで齋藤氏との面会を拒んでおり、今回の面会は問題となった講演以降初めて。馬政権は齋藤氏の離任に際し、面会に応じることで、台湾地位未定論による日台間の紛糾に幕引きを図ったものとみられる。

 馬総統は齋藤氏の在任中にワーキングホリデー協定や羽田~松山空港直行便が実現したことを評価し、「過去1年間は台日関係が最も速く成長した」と評したが、齋藤氏に対する叙勲は見送った。

 斎藤氏は「1年5カ月という短い任期だったが、台湾での業務成果に個人的には満足している」と述べた。