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台化、中国・ベトナムで生産拡大へ 【表】


ニュース 石油・化学 作成日:2009年12月15日_記事番号:T00019861

台化、中国・ベトナムで生産拡大へ 【表】

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)の台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)は来年、中国とベトナムの生産能力を拡大し、アジアや新興市場での需要回復に対応する。15日付工商時報が伝えた。
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 台化の洪福源総経理によると、中国輸出市場に顕著な回復傾向は見られないが、内需が安定回復しているという。このため、ABS(アクロルニトリル、ブタジエン、スチレン)や高純度テレフタル酸(PTA)の中国生産ラインでは、ボトルネック除去による製造工程の最適化などを通じ、50%程度の生産能力拡大を行う。

 また、ベトナムでは南亜塑膠(南亜プラスチック)と合弁で設立した、繊維、紡織、プラスチック製品の生産販売を主要事業とする「台湾興業」の稼働率が100%となっている。また今年8月から一部操業している新工場が、来年1月から全面的な量産に入り、年間4,000トンの増産となる見込みだ。

 洪総経理は、来年の石化製品相場は今年第4四半期並みとみており、コスト管理を強みとする同社の利益は安定成長を続けるとの見通しを示した。