15日付経済日報によると、中国のパソコン最大手、聯想集団（レノボ）がマザーボード台湾大手の精英電脳（ＥＣＳ）の株式を１株15.6台湾元（約42.8円）で30％取得するとの観測が出ている。ＥＣＳは14日これに対し「聞いたことがない」と表明したが、 同社経営陣は「利益になるのであれば合併や戦略提携などどのような交渉にも応じる」という姿勢で、２大株主の大同集団と宝成集団も基本的には前向きだとされる。
観測によるとレノボは、台湾企業のほかブラジル企業の買収も検討しているもようで、楊元慶執行長（ＣＥＯ）はブラジル市場について「今後５年以内に世界第３の市場となり、ラテンアメリカ事業の発展につなげられる」と期待を寄せている。買収対象はブラジル最大のＰＣメーカー、Positivo Informatica社との観測が出
ている。
