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米産牛肉問題、国民党が食品衛生管理法改正案


ニュース 農林水産 作成日:2009年12月16日_記事番号:T00019880

米産牛肉問題、国民党が食品衛生管理法改正案

 
 国民党は15日、米国産牛肉の輸入解禁をめぐる一連の論争を受け、過去10年間に牛海綿状脳症(BSE)が発生した地区からの牛の頭がい骨、脳、目、脊髄(せきずい)輸入禁止などを柱とする食品衛生管理法改正案を立法院に提出した。16日付中国時報が伝えた。

 国民党案は、ひき肉や内臓に関しては、すべての箱を開け、解凍して組織検査を行い、無害が確認された場合にのみ輸入を認めるという厳しいハードルが設けるもので、米国などから非関税障壁だと批判を浴びるのは必至だ。

 同案は18日以降に審議入りし、国民党は民進党との与野党折衝を今週中にも終えたい方針だ。しかし、立法委員の一部からは、ひき肉と内臓には輸入の余地があるため、リスクは存在しているとして、より厳しい規制で事実上ひき肉や内臓の輸入を差し止めるべきとの意見もある。

 一方民進党は、牛が変異プリオン蛋白を持たないことを示す海外機関の検査証明の添付を輸入業者に義務付けるべきと主張している。