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QDIIによる投資、解禁範囲拡大を検討


ニュース 金融 作成日:2009年12月16日_記事番号:T00019884

QDIIによる投資、解禁範囲拡大を検討

 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)の陳冲主任委員は15日、中台間の金融監督に関する覚書(MOU)発効で、中国証券監督管理委員会(証監会)が認めた適格国内機構投資家(QDII)による対台湾投資上限が引き上げられるのに合わせ、中国銀行業監督管理委員会(銀監会)が認めたQDIIについても台湾への投資を認める方向で検討を進めていく意向を表明した。16日付経済日報が伝えた。

 銀監会が認めたQDIIは銀行22行で、投資枠は79億6,000万米ドルあり、台湾への投資上限が10%に設定された場合、250億台湾元(約700億円)程度の資金が台湾株式市場に流入する可能性がある。中国では中国銀行、中国工商銀行、中国建設銀行、招商銀行など大手銀行がいずれもQDIIに指定されている。

 金管会は今年4月に発表したQDIIの対台湾投資規定で、証監会が認めたQDIIのほか、「その他監督機関が認めた者」に投資を認める旨が明記されており、それを根拠として、銀監会が認めたQDIIにも台湾株への投資を認める方針を固めた。