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誠品書店、持ち株会社設立で事業拡張


ニュース 商業・サービス 作成日:2009年12月16日_記事番号:T00019885

誠品書店、持ち株会社設立で事業拡張

 
 誠品書店(Eslite Bookstore)は来年、持ち株会社を設立して資本を増強、書籍販売やテナント事業のほか、ホテルやレストランなどの事業も積極展開する方針だ。16日付工商時報が伝えた。

 同社は現在、傘下に▽ホテル・レストラン▽書店▽小売▽インターネット販売──の4事業を抱えるが、持ち株会社設立後はまず「誠品」の名を冠した五つ星ホテルを建設する計画だ。また酒類販売やカフェチェーン経営の強化、遠伝電信(ファーイーストーン・テレコム)と共同の電子ブック事業などにも乗り出す。

 同社は今年創業20年で、昨年には純利益1億台湾元(約2億8,000万円)を上げるまでに成長した。創業者呉清友氏の娘、呉旻潔執行副総経理は、「今後の20年は、異業種との提携および中台での事業展開などで企業を大きく成長させる」との方針を語る。今年の同社売上高は昨年の95億元からさらに3~5%の成長が見込まれる。

 なお、持ち株会社設立に向け、呉清友氏は15日、宏碁(エイサー)が保有する誠品書店の2,000万株を約3億元で買い戻した。