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康師傅の5年計画、10億ドルブランドを5種類に


ニュース 食品 作成日:2009年12月16日_記事番号:T00019888

康師傅の5年計画、10億ドルブランドを5種類に

 
 中国最大の即席めんブランド「康師傅」を展開する台湾系企業、康師傅控股の魏応州董事長は14日、「ブランド経営が企業経営の核心」という方針の下、今後5年内に売上高10億米ドルのブランドを少なくとも5種類育てるという目標を掲げた。10億米ドルは康師傅控股全体の今年の売上高に相当する。16日付経済日報が伝えた。

 康師傅は現在7ブランドを抱え、売上高は各1億米ドル余り。魏董事長は「ブランドがあってこそ付加価値を高められる」と語り、同社のブランド経営はコカ・コーラのような単一ブランド体制ではなく、ネスレのように商品の種類ごとに複数のブランドを育てていくとの考えを示した。

 なお、同社は16日、過去最大となる38万単位、総額171億台湾元(約475億円)の台湾預託証券(TDR)を上場し、ストップ高(48.15元)となった。引受証券会社の永豊金証券は「香港上場の康師傅株は流動性が低く買い増しが難しくなっており、台湾市場での証券購入に切り替える可能性もある」と指摘している。