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環境影響評価、資料の追加提出3回まで


ニュース その他分野 作成日:2007年8月9日_記事番号:T00001991

環境影響評価、資料の追加提出3回まで

 
 行政院環境保護署は8日までに、環境影響評価(環境アセスメント)の審査規則を見直し、初期審査段階で企業による資料の追加提出を3回までに限定する方針を固めた。審査案件の増加に対応するため、環境保護署は予備審査を民間企業に委託することも検討していく。9日付経済日報が伝えた。

 張子敬副署長は「資料の追加提出の可否や期限、回数などが不明確で、申請が却下されるたびに再提出を繰り返されるため、審査に相当の時間がかかっている現状がある。環境影響評価の未処理案件は90件に上っている」と指摘。今後は初期審査段階で資料の再提出を3回受けても、合格条件を満たさない場合、そのまま環境評価会議(本審査)に審査書類が提出することにした。資料の再提出が際限なく繰り返されることを防ぎ、審査のスピードアップを図るのが目的。

 この場合、審査が不合格となる可能性が高いが、張副署長は「審査結果は企業が責任を負うべきだ」と述べた。

 第7期環境評価委員の第1次環境評価会議(本会議)は10日に行われるが、環境保護署が審査規則の見直しを進めているため、台湾プラスチックの「大鋼工廠」など重大案件の審査は見送られる。