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中国人民銀、台湾住民の人民元口座開設を歓迎


ニュース 金融 作成日:2009年12月17日_記事番号:T00019918

中国人民銀、台湾住民の人民元口座開設を歓迎

 
 中国人民銀行(中央銀行)の欧陽衛民・支付結算司長(支払い決済局長)は16日、台北で台湾金融教育協会主催のシンポジウム「両岸金融研討会」に出席し、台湾住民が中国で人民元口座を開設することを歓迎する意向を示した。17日付工商時報が伝えた。

 欧陽司長は「大陸(中国)は経済の高度成長期にあり、高い預金金利を負担可能だ。台湾には特別な思いがあり、台湾住民が大陸で人民元口座を開設することを歓迎したい」と述べた。

 その上で、欧陽司長は「人民元の1年物定期預金金利は2.25%で、台湾の0.9~1.1%よりも高いほか、将来的な切り上げ余地があるため、利ざやを稼げる」と述べ、間接的に人民元が今後切り上げられる可能性を示唆した。

 また、中国の銀行の経営健全性については、「高い預金金利を支払っても、貸出金利も高いため、財務上の圧力とはならない。収入の80~90%は預貸金利差によるものだ」と説明した。