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太景生技のがん治療薬、臨床試験第2期へ


ニュース その他製造 作成日:2009年12月17日_記事番号:T00019920

太景生技のがん治療薬、臨床試験第2期へ

 
 バイオ医薬品メーカーの太景生技は16日、自社開発のがん治療薬「骨髄幹細胞駆動新薬」(TG-0054)の米食品医薬品局(FDA)による認証取得を目指し進めている臨床試験が、第1期を順調に終えて今月から第2期の被験者募集に入ることを明らかにした。17日付工商時報が伝えた。

 健康な被験者を対象に行われた第1期では、安全性や副作用がないことが確認されたほか、血管新生の役割を担うとみられるCD34陽性細胞に、がん患者への幹細胞移植に十分な量の数量変化がみられた。第2期は骨髄がんなどの患者を対象に行われる。

 許明珠太景董事長は「第1期で薬効と安全性が確認されたことで、がん患者に対する化学治療の効果の向上や、心筋梗塞や糖尿病などの適応症への応用の可能性が高まった」と説明した。許董事長はまた「TG-0054は台湾人のみで開発して海外で臨床試験に至った初の新薬であり、台湾の新薬開発の能力が証明された」と語った。