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ペガトロン、エイサーなど大手と既に交渉


ニュース 電子 作成日:2009年12月17日_記事番号:T00019923

ペガトロン、エイサーなど大手と既に交渉

 
 先週、華碩電脳(ASUS)からの経営分離(スピンオフ)が発表された、グループで受託生産を受け持つ和碩聯合科技(ペガトロン)は、既に数カ月前から、最大のライバルである宏碁(エイサー)や、米ヒューレット・パッカード(HP)、デルなど大手パソコンブランドや、技嘉科技(ギガバイト・テクノロジー)、微星科技(MSI)などマザーボードメーカーと接触し、経営分離について説明したもようだ。17日付電子時報が報じた。

 今後ASUSが外部への生産委託比率を高める方針であることから、ペガトロンは「完全分社、独立経営」を強調し、値下げ戦略によって来年度の受注確保に全力で取り組んでいるとみられる。

 ただASUSによるペガトロンの分離がまだ株主総会で認められていない現在、大手ブランドは態度を保留しているとみられる。エイサーは「来年半ばに分離が実現して経営の主導権をペガトロンが握れば、多少の委託は行うかもしれないが、本格的な発注は同社に対するASUSの持ち株比率が15%以下になってから検討する」と伝えたとしている。