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鴻海とアリババ、杭州で物流会社運営か


ニュース 運輸 作成日:2009年12月18日_記事番号:T00019941

鴻海とアリババ、杭州で物流会社運営か

 
 18日付工商時報が、中国・網易財経の報道を基に伝えたところによると、2008年4月に中国浙江省杭州市で設立され、同市内で他社を圧倒するサービスを提供している物流会社「浙江百世物流科技公司」は、鴻海科技集団(フォックスコン)の郭台銘董事長と中国企業間電子商取引最大手、阿里巴巴(アリババ)馬雲同社董事長が共同で設立した企業との観測が出ている。投資総額は1億人民元(約13億円)を超えるとされる。

 同社は、物流関連の通信技術開発、陸上運輸業務(積み下ろし、発送など)、通関手続き代行を主要業務とする。周韶宇同社董事長(元グーグル中国聯合総裁)は今年4月、「主要顧客はアリババ傘下の淘宝網(C2C=一般消費者間の電子商取引サイト)と、鴻海傘下の富士康国際(FIH)」と発言している。

 現時点の業務範囲は杭州市に限られているものの、中国企業なら3~5日かかるところを「午後5時までの荷物引受で翌日配達」をうたい、またウェブサイトで荷物の追跡ができるなど、中国物流市場では画期的といえるサービスを提供しており、低価格だが品質の低い同業他社に打撃を与えているという。