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連続赤字の聯邦銀、59億元の減資発表


ニュース 金融 作成日:2009年12月18日_記事番号:T00019944

連続赤字の聯邦銀、59億元の減資発表

 
 聯邦銀行は17日、2期連続赤字に加え、今年第1~3四半期にも4億6,200万台湾元(約12億8,000万円)の最終損失を計上したことから、累積損失の解消を目的として、59億800万元規模の減資を行う計画を発表した。18日付工商時報が伝えた。

 減資比率が25%に達することから、行政院金融監督管理委員会(金管会)も強い関心を寄せているが、林棟リョウ・金管会銀行局副局長(リョウは木へんに梁)は「銀行は自身の経営戦略を評価すべきで、金管会として今後も注意を傾けていく」と述べた。

 金管会の統計によると、国際決済銀行(BIS)基準による同行の自己資本比率は8.5%で、板信商業銀行の7.19%に次ぐ低さとなっている。ただ、聯邦銀は29億5,000万元の不良債権を抱えており、これを計算に入れると、同比率は最低基準の8%を満たさない恐れがある。

 聯邦銀の広報担当者は「今後は自己資本比率を10%以上まで引き上げたい」と述べた。