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中国鋼鉄、ブラジル鉄鉱石企業の株式取得【表】


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2009年12月18日_記事番号:T00019950

中国鋼鉄、ブラジル鉄鉱石企業の株式取得【表】

 
 中国鋼鉄(CSC)は17日、ブラジルの鉄鉱石会社ナミサの株式0.5%を伊藤忠商事、住友金属工業から30億台湾元(約83億円)で取得したと発表した。18日付蘋果日報が伝えた。
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 ナミサはブラジルのCSNグループに属する鉄鉱石採掘会社。CSNグループは年産580万トンの一貫製鉄所として知られる。同社は昨年、ナミサの株式40%を新日鉄、住友金属工業、伊藤忠商事、韓国ポスコに31億9,000万米ドルで売却している。今回中鋼は株式の一部を譲り受けることで、日韓陣営とともにナミサへの出資を果たした。

 ナミサは今年11月、ブラジルで13億米ドルを投資してペレット鉱工場2カ所(年産計1,200万トン)を建設し、2012年、14年に操業を開始すると発表したばかりだ。

 地場証券会社のアナリストは「1%という持ち株は象徴的意味が大きい。財務上の貢献は小さいが、日韓陣営に加わることで、今後の海外買収に有利に働く」という分析を示した。